置賜文化ホール開館10周年記念した特別展「洛中洛外図に描かれた世界」を開催中です。
国宝「上杉本」の原本公開と共に、所蔵している東京国立博物館でも、
滅多に公開される機会のない「舟木本」(重要文化財、伝岩佐又兵衛画)、
また同じく東京国立博物館からお借りしている「東博摸本」(重要文化財、伝狩野元信画)を
米沢で見ることができます。
これに併せて、
5名の若手音楽家が、国宝「上杉本」にインスピレーションを受けて作曲した、
新しい音楽の、シリーズファイナルとなる再演公演を企画いたしました。
クラシックだけでなく、現代音楽だけでなく、
ジャズも、民族音楽も、昭和歌謡も、邦楽も、ジャンルの境目なく
自分自身の感性だけを頼りに取りこみ、消化し、
またその上で独自の音楽を創作し続ける4人の演奏家に、
片や日本音楽コンクール作曲部門において、東京藝大大学院在籍時に優勝、という、
アカデミックな受賞歴も持ちつつ、現在は「生活の中にある音楽」を標榜に、
東鳴子温泉に暮らす作曲家・大場陽子。
挑んだ相手の狩野永徳さんは、
今頃どんな思いで、彼らのステージを見下ろしているのだろうか…、
と苦笑しながら考えることもありますが、
彼らが、「いざ挑んでみると、やっぱりとてつもなく手強かった」というように、
その作品の持つ見えない力、存在感、400年という時間、上杉家に守られてきたという事実に、
彼らはある意味、命を賭して向き合ったのだという気がします。
今回は、スペシャルゲストとして、東京藝大卒業後、
様々なジャンルの一流アーティスト(坂本龍一、細野晴臣、髙橋幸宏、菊地成孔、さだまさしetc)と
共演、サポートを重ねるチェロ奏者、徳澤青弦を迎えます。
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置賜文化ホール開館10周年記念事業
米沢市上杉博物館開館10周年記念特別展「洛中洛外図に描かれた世界」連携事業
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■鈴木広志グループ・ライブ『屏風から飛び出る音楽!』
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日時:2011年10月16日(日) 開場15:30 開演16:00
出演:鈴木広志(sax)、大口俊輔(pf,accordion)、東保光(contrabass)、小林武文(percussion)
大場陽子(作曲)
special guest:徳澤青弦(cello)
会場:伝国の杜 置賜文化ホール
992-0052 山形県米沢市丸の内一丁目2番1号(上杉神社隣接)
入場料:全席自由 一般2,500円 学生1,500円(当日各500円増)
※未就学児の入場はご遠慮ください
※託児所を設置します。要事前申込 利用料1,000円 対象:生後6ヶ月~小学校入学前のお子様
お問合せ 伝国の杜0238-26-2666(9:00~17:00)
主催/米沢市教育委員会、(財)米沢上杉文化振興財団
関連事業のおしらせ
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■開館10周年記念特別展「洛中洛外図屏風に描かれた世界」
会期:10/8(土)~11/6(日) 休館日:10/26(水)
会場:米沢市上杉博物館(伝国の杜内)
入館料:一般700(560)円 高大生450円(360)円 小中生300(240)円
※「屏風から飛び出る音楽!」コンサートチケット半券をご提示いただくと、
団体割引料金でお買い求めいただけます。
※上記料金で企画展と常設展をご覧いただけます
※国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本を展示します(10/8~11/6)
■「屏風から飛び出る音楽!」公演記念 野点席
洛中洛外図にちなんだオリジナルのお干菓子をご用意して、
伯爵邸庭園にて野点席をご準備します。
観光、散策のお客様も、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
日時:10/16(日)12:30~15:00受付終了
会場:上杉伯爵邸 庭園 (雨天時は邸内・茶房)
茶券:一席700円
呈茶:米沢茶道連合会
問合せ:上杉伯爵邸0238-21-5121
■講演会「上杉本洛中洛外図とその読み方(仮)」
日時:10/16(日)13:30~15:00
会場:伝国の杜 2階 大会議室
講師:黒田日出男先生(立正大学教授・群馬県立歴史博物館館長)
入場無料・申込不要(直接時間までに会場へお出かけください)
定員:120名